2009年1月10日土曜日

東京湾の海底には川が流れていた!!

東京湾の自然を知る場合、東京湾の海底の様子を知る必要がある。東京湾の水深100〜200m付近の大陸棚の縁まで河川跡を確認することができる。これは最終氷期(氷河がもっとも広がった時期;約2万年前)に,海水準(海面)が現在よりも120mほど低下し,大陸棚の縁付近まで陸上の河川(旧東京川)が流れていた時代がある。当時、この旧東京川は東京湾の頭から湾口にかけて深い谷を形成し、湾口付近の現在の現在の浦賀水道付近では、100m近い谷を形成して、日本列島の縁辺となる大陸棚縁辺部まで流れ、太平洋に注いでいたと考えられる。





東京湾の底には,多摩川や荒川から延長する河川跡が残っている.その延長部は合流して横須賀沖を通り(古東京川),三浦半島沖で東京海底谷へつながる。

(参考文献:貝塚爽平「東京の自然史」)