
この地図は、東京湾をぐるっと囲む湾岸地域の主な地名を記した地図です。良く知られた陸地の地名に対し、今では東京湾で少なくなった干潟や浅瀬などの記載もあり、東京湾への親しみが湧きます。

この図は、東京湾にある干潟の地図です。昭和の高度経済成長期には東京湾の干潟の多くは埋め立てられ、京浜、京葉工業地帯となり、
すっかり減ってしまいましたが、まだいくつかの広大な干潟が残っています。「干潟」は、干満の差にによって生まれる浅海で、貝類、藻類はじめ、数多くの水辺の生物の生息の場となっています。また、その生物を餌として飛来する野鳥、渡り鳥の休息地でもあり、生態学的に貴重とされています。東京湾には、世界的には湿原、干潟の保存すべき自然としての国際条約で有名な「ラムサール条約」に登録された湿地として、千葉県の谷津干潟(http://www.yatsuhigata.jp/about/index.html)が指定されています。
私たちに馴染み深い「干潟」の役割は「潮干狩り」で行く海岸だと思えばいいでしょう。アサリ、ハマグリなど夏に風物詩となって、東京湾が「海」としての私たちの生活と深い関係に有ることを教えてくれます。ちなみに、「『潮干狩り』に適した日」を教えてくれるところを知ってますか? ななんーと、「海上保安庁」の「海の相談室」です。ここで、潮の干満の予報を出しています。そう、船にとって潮の干満は航行上、非常に重要です。
このチラシ(地図)は、海上保安庁の第三管区保安本部(横浜)の「海の相談室」が毎年発行している「東京湾潮干狩りカレンダー」です。