ここでは主に東京湾の交通安全のために船舶のスピードや航路入港予定時刻の調整をしています。私はここで驚いたことが2つありました。1つ目は、ここでは航路から外れていたり、スピードが制限速度を超えていたりしても、忠告だけで捕まえることはできないということです。2つ目は、この東京湾では巨大船も通るのにもかかわらず普通に漁業が航路内で行われているということです。航路はそんなに広くないので危険!!本当にこの東京湾海上交通センターの方の役割の重要性を感じました(りさ)。
東京湾の出入りがあんなに激しいものとは初めて知り、驚きました。
管理する船の数に比べてセンターの規模が小さくて働いてらっしゃる方々の数も少
ない中、しっかり運営されていることから一人ひとりの責任と任務の大きさは計り
知れないものなのだなと思いました。
ひとつ間違えば、大事故や経済状況にも影響を与えかねないような環境や生の現場
を垣間見ることができて、非常に貴重な経験ができたと思います。(かな)
現代版、IT灯台、「東京湾海上交通センター(コールサイン:「東京マーチス」)」を自然地理学履修生の有志で訪問しました。
「東京海上交通センター」は県立公園の観音自然園地内にあって、明治期の最初の西洋灯台「観音崎灯台」のすぐ近くにあります。
観音崎の「東京湾海上交通センター」は東京湾だけではなく、海上交通の要所である瀬戸内海を中心に、関門海峡、来島海峡、備讃瀬戸、明石海峡と大阪湾のほか、名古屋港などにもあります。いずれも世界有数の海上交通量を誇る危険箇所です。1974年に東京湾の浦賀水道の中ノ瀬航路で起こったLPG/石油混載タンカー第十雄洋丸と鉄鋼貨物船の衝突による重油流失によって起こった火災で受けた日本経済の多大なる損害がこのセンター設置の発端です。
海上交通センターの主たる業務は、大型船や危険物搭載船の海上衝突事故を未然に防ぐことが主な任務です。「海上交通安全法」という法律で浦賀水道を通過する該当の船舶は事前に通報しなくてはなりません。
上の地図は国土交通省が作成した3次元の立体の浦賀海峡の海底地形模型。これは喉から手が出るくらい欲しいアイテムですね。
「東京マーチス」の使命は、大型船や危険物搭載船の浦賀水道航路の安全航行がその役目です。世界一を誇る「浦賀水道航路」の安全がいかに大切であるか? また、地道な航行管理業務の大切さを痛感した一日でした。
見学者の全員がセンターの屋上で記念撮影。今日はご案内ありがとうございました。
東京湾の海上安全を守る「縁の下の力持ち」・・・がんばれ!!!「東京マーチス」
これからもますます私たち、首都圏の4000万人の生活と安全を守ってください。
お願いしますーぅ。